Webサイトはとても専門性が高いサービスですが、各企業のWebご担当者様には専門外からいきなり担当になった方も多いのでは。ここでは、ネット初心者のWeb担当だった筆者が現場で学んだサイト制作の注意点をご紹介します。
初めてWebサイトを制作される前に参考になりましたら幸いです。
さて、新商品・既存商品のためのプロモーションサイト、企業の情報を伝える為のコーポレートサイト、商品を販売するためのECサイトなど、巷に氾濫している企業のWebサイトには必ず目的があります。
でも、その目的がうまく反映されていないサイトがあるのはご存知ですか?
それは、写真や文章がたくさんありすぎて、何を見ればいいのか分からなかったり、逆に知りたい情報にたどりつくことができないなど、サイトを閲覧する方々が目的にたどりつけないサイトです。
なぜ、こんなことが起こるのでしょうか?
原因はいくつか考えられますが、一番大きな要素としては、サイトの目的がはっきりしないことが挙げられます。
サイトは、お客様に何かをしていただくために作ります。その何かが沢山あると、ごちゃごちゃしてしまい1つ1つのコンテンツの存在がぼやけてしまいます。
目的をシンプルに設定し、その目的を達成するためにコンテンツ・レイアウト・イメージを設定する事で、ようやくお客様にとって分かりやすいサイトになります。
そのためには、「どんな方に」見てもらいたくて、その方は「どんな情報を求めていて」、その方に「どんな情報を伝えたい」のか。これを明確に決めなくては、伝わることも伝わりません。
そして、それを決めることができるのがサイトを作り始める前なのです。
伝えたいことと、伝わることは違います。
会社や商品についてはできるだけたくさんのことを伝えたい。Webサイトではポジティブな情報をたくさん受け取ってもらって、いいイメージを持ってもらいたい。それは誰もが考える理想の形です。
しかし、残念ながら受け取る側は自分が興味のある情報以外はいらないのです。
しかも、沢山の情報があふれている現代では、目的の情報が見つからなかったらサイトを閉じられてしまいます。
そこで、相手の興味を引くために端的で分かりやすい文章とイメージを使って、相手が特に意識しなくても情報を受け取ってもらうことが必要で、そのためには目的をしっかりと決めることが大切なのです。
まずは、この目的を自分で考えることがWeb制作の第一歩です。
これらは企業をしっかりと理解している担当者しか分かりません。
しかし、初めてWebサイトを作られる時にはなかなか難しいかもしれません。
Web制作会社によっては、この目的の明確化から一緒に作り込んでくれるところもあります。
そして、それを意識してWeb制作会社と作り込んでいって下さい。